清掃、ネガティブ?
こんにちは、ジジです
40代で清掃を仕事にしていると、
”清掃しているの?”とネガティブなトーンで
言われたりする、みたいな事を
ネットのコメントなどで見掛けたりします。
私のような60代の者では感じないような
事が10、20若い人たちにはあるんだなぁと
思ったりします。
多分それが原因なんでしょうね。
清掃業界の深刻な人手不足。
ティックトックで見た事があります。
「どうか私たちを助けてください!
清掃会社は人が足りなくて困っています。」
みたいなことを清掃会社の社長が
訴えていました。
人手不足の原因はやはり、働くモチベーション
のようですね。40代、50代まではまだ
現役感が強く、清掃をしていると
それを聞いた側が違和感を感じるようです。
働き先がない、お金がない、どこも雇ってくれない、
みたいなイメージなんでしょうかね。
実際、私の働いている所は60代、70代ですが
それは50代までの人が応募してこないからです。
だから人手としてそれ以上の年代を雇い
清掃業務に当たらしているのが現状です。
特に40代までの人が作業員でいたら
現場の数はもっと多くでき、すべてが
スピード感をもってやれるかも
知れませんからね。
でも、実際はトイレなどでは
同じ年代の現役利用者が利用するわけです。
それが若いと自尊心が耐えれないのかも
知れません。
確かに40代までなら、次の仕事をあえて
色々選べる中であえて清掃作業を
選らばないでしょう。清掃作業を知らない人は
清掃作業?トイレ掃除、ゴミ拾い、くらいにしか
思ってないでしょうしね。
私も清掃作業と言えば、同じでしたし、
そう言うつもりで清掃バイトに応募
しましたからね。
確かにトイレ清掃は清掃の中でも
もっとも重視される作業項目です。
迅速に無駄なく、綺麗にする事は
何よりも大事です。
トイレ清掃はドアを開けた時に
第一印象で清潔感を感じられること、
これが一番大事です。たとえ、
少しすれば利用者に汚れされ
不清潔満載にされるとしても、
自分が作業を終え、トイレのドアを
閉める前に一度見直した時に
綺麗であることは何よりの達成感が
あるわけです。
大きな仕事をしている人に比べれば
ほんとにちっぽけな達成感ですけどね。
それでも、ちっぽけな達成感が
清掃し終えてドアを閉める時に
振り返ると、その度必ず得られるんです。
多分、その達成感を得られないなら
清掃の作業はしんどいなと思います。
もしかしたら、清掃作業って言うのは
人生それまで色々あって、色々あって
場合によっては最終的にたどり着く場所
なのかも知れないです。だから、
どうしても年齢が60代以降が集まって、
残っているのかも知れないです。
清掃員同士であまり過去の話はしません。
話したくない人もいるでしょうし、
今はコンプライアンスがうるさい時代です
からね。だから、何か会話したいる中で
家族構成がぼんやりわかったり、
職歴的な事が垣間見れたりするが
唯一の情報を得られるわけです。
でも、清掃を生業にしていますと、
特にトイレ清掃をしていると
利用者に様々なタイプがいるのが
私は面白いです。
見下げる人、こちらの存在を
全くないものとする人、
やたら気をつかってくれる人、
通り過ぎるときに何気に
労いの言葉をかけてくれる人。
皆、何気なくトイレを利用して
用事が済ませて出ていきますが、
あの人たちはわかっていないのでしょう。
清掃員には貴方たちの人としての
品位のレベル、駄々洩れですよ。(笑)
言え、私たちが知った所で利用者には
何ら影響はないのですけど。
でも、その品位がいつどこで
仕事の中で垣間見れてしまうかも
知れない。いやバレない?なんて
補償はどこにもないですよ(笑)
個人的に思いますが、たとえば
そうした相手をある意味
見下せるような時にこそ
あなたの人としての品位の修正をして
品位を上げる訓練をすることは
けして無駄なことではないと
思っています。
清掃員の私は小便器を清掃しながら
時にはそんな事を思いながら
懸命に便器を磨いていることも
あるのです。自分次第で品位を
どう向けるかの修行の場なんです。
トイレという所は...なんて。
人が人のしている事をリスペクト
するような気持になるのは
とても難しいことです。
働いている大手企業では
あちこちの壁に立派な標語が
たくさん貼られていますけど
私にはただ文字が並べられたもの
としか見えません。
それより、時には言われる
「お疲れ様です」
「ありがとうございます」
の言葉を信じます。
全体からすれば少ない
その言葉を頂くことで
今日も働けていると言うのは
少なからずありますね。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。