シニアライフ・ジジ60代生活日記ブログ

シニア世代ジジの日々の暮らし

私の心のファンタジー


こんにちは、ジジです


私はマンションに住んでいますけれど
昔子供時代に暮らした長屋のようなアパートでは
隣近所は皆仲良しで、各部屋は鍵など閉まっておらず
お互いに勝手に皆の部屋に入って過ごしたり、
私の所は両親が共働きだったりして、親が遅くなる
時にはよく晩御飯を食べさせてもらったりしました
お風呂は銭湯へ共に行き、洗濯物は共同洗濯場で
おかあさん達がおしゃべりしながらやっていて、
うん、その時の事が一番楽しい思い出です。


父も母も若く、元気で皆も元気、
いつも笑声がどこからか聞こえてくるような
そんなアパートでした。それから数年後には
それぞれの事情なりで引っ越して行きましたけど、
あの頃の事は私の心のファンタジーです。


今、マンションでは隣の家族構成もわからないし、
隣の隣が部屋を出て行ったことも数日気づかない
ことさえあります。エレベーターでも
乗り合わせても特別挨拶をかわすこともないです。
同期入居者とは会釈くらいはするかな。


でも若い世代はほんとバリア張ってる感じが
ビンビン伝わってきて、関わらないでね、と
言われているような感じです。


ただ、私は勝手にねマンションのどこかで
子供が生まれ、よちよち歩きをして、
やがて補助車のついた自転車に乗り、
幼稚園から高校生になるまで、とかを
ベランダや、自転車置き場、エレベーター
なんかで見て来ました。私としては
黙って勝手に見守ってきました。
大きくなったなぁ、とか
元気そうだなぁ、とか


私には子供がいませんが、
ただ、そうしてマンションの子たちを
陰ながら見続けていると
あんなに小さかった子がこんなに大きく
なったんだなぁ、とか妙に感慨深くなります。
きっと親御さんもその何十倍、何万倍に
そうした感情になるんだろうなぁ、
と思いつつエレベーターがロビーに着いて
エレベーターの扉が開くと同乗していた
子供が走って飛び出していきました。
玄関で友達が待っていて、二人して
自転車でロケット発射で何処かへ消えていきました。