シニアライフ・ジジ60代生活日記ブログ

シニア世代ジジの日々の暮らし

パーフェクト・デイズ


こんにちは、ジジです 


皆さんは映画「パーフェクト・デイズ」を
ご存知ですか?何やら渋谷の公衆トイレの清掃員の
ごくありふれた日常をしっとりと描き出した作品です。
確かカンヌ国際映画祭で賞をとっていましたね。


ストーリーは公衆トイレの清掃員(役所広司)の静かで淡々とした
その日常の毎日は同じ時間に目覚めていつのように支度をして、
出かける前に1本の缶コーヒーを飲み、車で仕事先へ出かける。
車中では昔から聞き続けた音楽を流し、今日の作業場所の
公衆トイレを丁寧にきちんと清掃をする。時に通りがかりで
見つけた木々を清掃員はフィルムカメラで写しとる。彼は
木々が好きなのだ。それをフィルムカメラで撮るのが好きなのだ。
作業が終われば帰宅し風呂に入り、時に行きつけの店で
いつもの品を頼み食す。気が向けば店の女将と少し話て、
のち部屋に戻り休日に買う古書を読みながら、
読んでいるうちに寝落ちする。そして朝が来て、
またいつもの毎日を過ごす。というような、色々なサイトで
説明されたものを繋ぎ合わせてみたらこんな物語のようです。


もちろん、映画ですからそこにひとさじの旨味を加えています。
過去や、これまでの人生での心のひだを思わせる清掃員の
姿です。それを役所さんが多いセリフなく、その表情や
しぐさで演じ切っている、というのを読みました。


私は使っている配信サービスではまだこの映画が
配信されていないので、登場したらみたいなと思っています。
いや、蔦屋であればレンタルしようかな、とも思っています。


この映画のストーリーが、私が望んでいる生活だと思い、
また、そんな毎日を淡々と過ごして生きたいと思っています。
皆さんもそうでしょうけれど、私も私になり喜怒哀楽を
暮らし、波風に耐える時代もあり、いい大人が一人で
男泣きした事もあります。一人でこっそりと嬉しくて
ダンス(小躍り)して気持を爆発した時もありました。
紆余曲折を繰り返して、今63歳になり平々凡々と過ごして
後はそれを終わりが来るまで続けていきたいと思っています。


でも、映画の主人公清掃員と少し違うのは、私は
こうしてささやかなれどブログ日記をやっていること
でしょうか。それは自分にとってとても嬉しいことです。

清掃、ネガティブ?


こんにちは、ジジです


40代で清掃を仕事にしていると、
”清掃しているの?”とネガティブなトーンで
言われたりする、みたいな事を
ネットのコメントなどで見掛けたりします。
私のような60代の者では感じないような
事が10、20若い人たちにはあるんだなぁと
思ったりします。


多分それが原因なんでしょうね。
清掃業界の深刻な人手不足。
ティックトックで見た事があります。
「どうか私たちを助けてください!
 清掃会社は人が足りなくて困っています。」
みたいなことを清掃会社の社長が
訴えていました。


人手不足の原因はやはり、働くモチベーション
のようですね。40代、50代まではまだ
現役感が強く、清掃をしていると
それを聞いた側が違和感を感じるようです。
働き先がない、お金がない、どこも雇ってくれない、
みたいなイメージなんでしょうかね。


実際、私の働いている所は60代、70代ですが
それは50代までの人が応募してこないからです。
だから人手としてそれ以上の年代を雇い
清掃業務に当たらしているのが現状です。


特に40代までの人が作業員でいたら
現場の数はもっと多くでき、すべてが
スピード感をもってやれるかも
知れませんからね。


でも、実際はトイレなどでは
同じ年代の現役利用者が利用するわけです。
それが若いと自尊心が耐えれないのかも
知れません。


確かに40代までなら、次の仕事をあえて
色々選べる中であえて清掃作業を
選らばないでしょう。清掃作業を知らない人は
清掃作業?トイレ掃除、ゴミ拾い、くらいにしか
思ってないでしょうしね。


私も清掃作業と言えば、同じでしたし、
そう言うつもりで清掃バイトに応募
しましたからね。


確かにトイレ清掃は清掃の中でも
もっとも重視される作業項目です。
迅速に無駄なく、綺麗にする事は
何よりも大事です。


トイレ清掃はドアを開けた時に
第一印象で清潔感を感じられること、
これが一番大事です。たとえ、
少しすれば利用者に汚れされ
不清潔満載にされるとしても、
自分が作業を終え、トイレのドアを
閉める前に一度見直した時に
綺麗であることは何よりの達成感が
あるわけです。


大きな仕事をしている人に比べれば
ほんとにちっぽけな達成感ですけどね。
それでも、ちっぽけな達成感が
清掃し終えてドアを閉める時に
振り返ると、その度必ず得られるんです。
多分、その達成感を得られないなら
清掃の作業はしんどいなと思います。


もしかしたら、清掃作業って言うのは
人生それまで色々あって、色々あって
場合によっては最終的にたどり着く場所
なのかも知れないです。だから、
どうしても年齢が60代以降が集まって、
残っているのかも知れないです。


清掃員同士であまり過去の話はしません。
話したくない人もいるでしょうし、
今はコンプライアンスがうるさい時代です
からね。だから、何か会話したいる中で
家族構成がぼんやりわかったり、
職歴的な事が垣間見れたりするが
唯一の情報を得られるわけです。


でも、清掃を生業にしていますと、
特にトイレ清掃をしていると
利用者に様々なタイプがいるのが
私は面白いです。


見下げる人、こちらの存在を
全くないものとする人、
やたら気をつかってくれる人、
通り過ぎるときに何気に
労いの言葉をかけてくれる人。


皆、何気なくトイレを利用して
用事が済ませて出ていきますが、
あの人たちはわかっていないのでしょう。
清掃員には貴方たちの人としての
品位のレベル、駄々洩れですよ。(笑)
言え、私たちが知った所で利用者には
何ら影響はないのですけど。


でも、その品位がいつどこで
仕事の中で垣間見れてしまうかも
知れない。いやバレない?なんて
補償はどこにもないですよ(笑)


個人的に思いますが、たとえば
そうした相手をある意味
見下せるような時にこそ
あなたの人としての品位の修正をして
品位を上げる訓練をすることは
けして無駄なことではないと
思っています。


清掃員の私は小便器を清掃しながら
時にはそんな事を思いながら
懸命に便器を磨いていることも
あるのです。自分次第で品位を
どう向けるかの修行の場なんです。
トイレという所は...なんて。


人が人のしている事をリスペクト
するような気持になるのは
とても難しいことです。
働いている大手企業では
あちこちの壁に立派な標語が
たくさん貼られていますけど
私にはただ文字が並べられたもの
としか見えません。


それより、時には言われる
「お疲れ様です」
「ありがとうございます」
の言葉を信じます。


全体からすれば少ない
その言葉を頂くことで
今日も働けていると言うのは
少なからずありますね。

生きてるなぁ~と 感じているのです


こんにちは、ジジです


4月月末の三連休の日曜日は
自転車で行ける大型ショッピングモール
へ色々見て周りに行きました。
それでユニクロで私の夏用エアリズム
パンツつまりズボンを買い、靴屋で
29センチのサンダルと30センチの
スニーカーを買いました。


正確には相方が買ってくれました。
履いているスニーカーはぼろぼろになり
それ以外持っていませんでした。
サンダルはかかと止めバンドが切れて
履けなくなりゼロの状態でした。
相方はそれを見かねてサイズがある
靴屋でその二足を買ってくれた訳です。


それでサンダルは買った後にすぐに
履きました。もうすでに暑い日が続いて
サンダルを履きたい気持ちになって
いたからです。初夏から晩夏までは
ずっと仕事以外はサンダルですから
買ってもらって嬉しいし、助かります。


しかし、帰り道で二人で贅沢したなぁ~
と溜息をつくわけです。必要な物しか
買ってなくても現実家計のお金が削られる
んですからね。私共は千円単位でも
買った後に悲鳴なんぞを
こっそりと吐きます。


で、二台の自転車漕ぎながら、
今週は特売肉で焼き飯、野菜炒め、
肉と豆腐ともやしだけのお鍋で
三日はやり過ごそうと帰路の
自転車会議です。


まぁ、いつもの事です。
時に相方は通勤用ブラウスと
スカートを買った時も
同じように二人で自転車会議を
していますから。


今回は家計ではなく、私の個人として
作業用にどうしても欲しくて
折りたたみ式バケツと
そろそろいい加減作業中暑いので
小型扇風機を購入。これは
自分には作業がどうしても必要で
買ってしまいました。合計で
3000円ほど。いい年した爺さんですが
3000円は痛いところです。どこで
節約しようか思案しますが、それで
気づきました!どこも節約する所が
ありません!それだけストイックに
やっていますから(爆)


現実の話、ほんとに私個人の
かかる費用がアップアップの時は
今月支払い分で引き落としを
一度支払いをせず後日の二度目
での支払いをできればOKと言う
支払い先分のお金を今必要な所に
使う、ということを時々します。


それでも、次の収入での支払いが
できるという事がもちろん
あってのことですけどね。
だから、毎月の出勤数とそれによる
給与を計算して、出るお金を
計算して、というように
ノートに書いております。


とまぁ、こんな暮らしをして
いますけれど、このわちゃわちゃした
暮らしこそが生きてるなぁ~と
感じているのです。